病院で働く薬剤師
薬学部の卒業生の15%程度は病院で勤務するという道を選びます。
調剤薬局とともに女性が職場として選ぶ傾向にあるのが特徴です。
一般のお客さんが薬剤師を見かける場面のほとんどは調剤薬局か病院ですから、
言われてみると薬剤師は女性が多いイメージを抱いているような気がします。
病院薬剤師の業務内容
病院で働く薬剤師の業務には、大きく分けて調剤と服薬指導があります。
他にも病院での薬剤師の業務は多岐にわたっています。
具体的には、
・調剤:処方箋に基づいて薬を調合する仕事
・服薬指導:病棟に行って、飲み方を適切に説明して薬を渡す仕事
・製剤:必要な薬や消毒薬などを調剤する仕事
・注射薬製剤:患者に打つ注射薬の調剤をする仕事
・薬品試験研究:薬品が安全に使えるかどうかを研究する仕事
・医薬品管理:病院で扱う医薬品の発注などの管理をする仕事
などがあります。
また、当直や時間外の労働も多い傾向にあるようです。
少しきつい仕事かもしれませんね。
病院薬剤師の収入
病院薬剤師の年収は薬剤師の職種の中でも一番低くなっています。
保険の点数に結び付く業務が少ないことが理由だと言われています。
初任給は400万円あれば良い方だと言われ、
薬局長レベルになっても600万円程度だと言われています。
調剤薬局の薬局長レベルが700万円から1000万円と言われれているので、
やはり病院薬剤師の収入は低いと言わざるを得ません。
病院薬剤師の求人事情
大きな病院は、新卒に絞って求人を出しているようです。
稀に中途採用の求人が出ていたとしても、正社員としての求人は少なく
パートや契約社員という扱いがほとんどのようです。
また、全体的に求人が少なく競争率も高いようです。
病院勤務に求められるスキル
病院で勤務する薬剤師は服薬指導を行いますので、患者さんと密に接することが多いです。
そのため、コミュニケーション能力が他の職種より強く求められます。
病院の中で医師や看護師と連携してチーム医療を進めていくので
薬学のプロとしての知識も不可欠です。
病院薬剤師の魅力
このように厳しい条件が多い病院薬剤師ですが、
以下のような大きな魅力も持ち合わせています。
・患者さんと密にコミュニケーションを取ることができる
・薬で体調が回復していく様を直に見ることができる
・カルテを見ることができるので、医学的に薬理を考えることができる
・医師や看護師にアドバイスをする場面もある
薬剤師として総合的な力を発揮できる職場、といえるのではないでしょうか。












